DCD 発達性運動協調障害とは?
最近では、このタイトルの様な障害名を耳にする機会がふえてきました。では、一体どの様な特徴なのかをお伝えしていきたいと思います。
幼児期における不器用さ
・ミルクを飲む時にむせやすい
・寝返りがうまくできない
・ハイハイがぎこちない
・言葉が不明瞭で聞き取りにくい
・スプーンやコップがうまく使えない
・着替えが遅い、難しい
・お尻がうまく拭けない 等・・・
DCDの頻度は6〜10%と高く、小学校の30人学級等クラスに2、3人はいる計算になります。多くのお子様がADHDやASD・LDのお子様と併存していることも多くあります。
発達性協調運動障害(DCD)の重要なキーワードは「協調」となります。どの様な脳機能に問題があるのでしょうか?体の機能は問題がないにもかかわらず、脳が考えてどの様に運動を行っていいのか分からない。また指示をしたことで違ってしまった等チグハグになる状態です。
私達から見て、DCDのお子様はふざけているのかな?と思ってしまうこともあるのです!何気ない行動もスムーズにこなすことが難しいのです。
そのためには、以前にお伝えしている空間のイメージや距離感、目と手足の運動やバランス能力、力の調整などと様々な情報を集めて行動に結ぶことが必要なのです。この様に細分化して考えることは難しいですよね!
次回は、その様なお子様に対してどの様な支援をおこうと良いのかを考えてみたいと思います( ^ω^ )