ADHDの原因について
前回の投稿では、それぞれの3種類の症状の表れ方について説明してきました。今回はなぜその様な行動が出てくるのかを説明していきたいと思います。
自分の注意や行動のコントロールする脳の働き(実行機能)の偏りが関係していると考えられていますが、未だ詳しい原因は分かっていない部分もあります。
一般滴に、ADHDは中枢神経系に何らかの機能障害があると考えられています。簡単にお伝えすると、脳機能と神経伝達物質の機能低下が関連している事です。
良く耳にするドーパミン・ノルアドレナリンは神経伝達物質といい、行動を起こす為の物質になります。
ドーパミン→運動の調節・ホルモン調節・快の感情・意欲・学習に関与していると言われています。
ノルアドレナリン→交換神経系を動かしエネルギーを放出します。
脳機能では、
動きをコントロールする機能の線状体
判断 思考 計画 抑制 注意等「人間らしい」活動を働きかける前頭前野
協調運動 体幹 歩行 言語 眼球運動 バランス等に働く小脳
上記の伝達物質と脳機能の低下が関与していると考えられています。
少し専門的な名前が出てきましたが、簡単に説明させてもらいました。