なぜ、自閉症になるの?
今回は、永遠のテーマ。何故自閉症になってしまうのかをはじめに紹介します。
ADHD同様、脳の機能障害が関わっていると言われています。はっきりと明確な原因は追究されておりませんが、研究から脳の複数の部位の機能障害が関連していると考えられるようになってきました。
そして、注目されているのが
右の側頭葉
側頭葉は、人の表情や動作を見てその意図や意味、感情等を理解する機能に関わっています。また、記憶や視覚、聴覚、言葉のインプット等言葉への理解に対しても大きく関わっています。
前頭前野
ADHD同様、人の気持ちを理解する、相手の立場に立って考える機能に関わっています。
偏桃体
恐怖や不安・快等の情動機能に関わっています。
これらの部位の働きがうまくコントロール、作動しておらず症状が出現してしまうのです。
自閉症は早期発見・早期指導が今後の発達に大きく関与していきます。(自閉症だけに関わりませんが)。多くの相談を受けるお子様の年齢が3歳前後です。言葉の発達が遅いのが一番の気づく要因となります。「少しおかしいな」「ちょっと気になるな」の変化や違いを気づく事が大切なのです。早めに気づいてあげられる事が可能性やできる事の幅を広げてあげられるのです。
自閉症が疑われたら‥‥?
医療機関や相談が行える事業所・センター等に連絡をしましょう。
病院にいくと、すぐに診断名がつくのではないか?と不安かもしれませんが、すぐに診断を付けるDr.はいないと思います。様子や行動観察や自宅での様子等様々な要因を考えて、慎重に診断名をつけていくのです。
あなたと同じ悩みの親御様は、このように療育機関や医療機関・児童相談センターに問い合わせをし、療育を始めているのです。同じ境遇のお宅、できる事、考えている事を共有して将来どのようにしていきたいのかを、一緒に考えていく事も心理的要因で落ち着く事ができるのです。
現在、どのように相談機関にかかる方がいいのか悩む方もいると思いますが、ぜひ上記の機関を地域ごとに調べてみて下さい。きっといい出会いが待っていると思います。