ワーキングメモリー 〜④〜
今回の投稿は、ワーキングメモリー理論に基づいた学習支援の方法についてお伝えしていきたいと思います。
①情報の整理
情報の構造化:個々の情報を関連している情報同士をまとめる、整理すること
多重符号化:同じ情報を視覚/聴覚情報に同時に符号化する。なぜなら、視覚的に覚えることが得意な子または、音声を聞いて覚えることが得意な子がいるため、両方で伝えていくことがベスト!
②情報の最適化
スモールステップ:複雑な課題に対して細かいステップに区切る。指示を短くする。情報量を減らす等
統合:細分化された情報を適宜集めて伝える
時間のコントロール:子どものワーキングメモリーを考えて、課題にかかる時間を想定して調整する
③記憶のサポート
長期記憶の活用:情報に意味を与えて、情報を覚える
補助教材の利用:覚えておくべき情報や参照すべき情報などを、外部記憶に頼ること
④注意のコントロール
選択的注意:課題の目的に着目し注意を向けること
自己制御:自らの学習の理解度や進度を聞き取りする。効果的な学習方法を積極的に取り入れる
今回は、ワーキングメモリーについてのお話のため、学習がメインとなります。学校に困難を抱えている子どもに対して、困難の原因を明らかにしていくことは大切٩( ᐛ )و学びに参加するためにも、環境を整えて参加しやすい様に支援や配慮が必要となってくるです。