初めまして、作業療法士の吉川千莉香です。
ここではこども専門の作業療法士になろうと思ったきっかけや思いを綴らせてもらいます。
私の両親はそれぞれ6人きょうだいの為従姉妹が多く、私よりも年下の子のお世話をする機会がとても多かったです。
中学生になり13歳離れた弟ができ、お世話をする機会が一気に増え、大人になったら子どもと関わる仕事がしたいと思う気持ちがより高まりました。
子どもに関わる仕事=保育士か幼稚園の先生だと思い込んでいましたが、看護師の母親が、こどものリハビリができる作業療法士もあると教えてもらい作業療法士の専門学校に入学、学生時代はOTになる為の勉強に明け暮れました。
作業療法士になり、これまで病院・保育園と併設型の児童発達支援・訪問看護ステーションで働き、7年間で約5000人の方のリハビリを行なってきました。
日常生活に近い場所で支援をしたいと思い3年目に児童発達支援に転職。
ここでは、大きく2つの事を学びました。
一つ目の学びは、日常生活動作についての学びです。
お箸の動作・着替えの練習・トイレトレーニング・ハサミの操作を保育士と同じ様に集団で出来るように行うのではなく、作業療法士の特徴である、日常生活動作の獲得を目指した支援を行う為本人の得手・不得手の原因となる機能・能力を評価し、適切な介助・声の掛け方を個別的に行う重要性を学びました。
2つ目の学びは、健常児からの刺激についての学びです。
発達がゆっくりな子が、健常児から刺激を受けて遊び方や行動の真似をする機会が増えた様子をみて、不器用さの改善やコミュニケーション能力の成長に必要な刺激である事を学びました。
セラピストの個別対応だけでは、刺激がパターン化されこども自身の臨機応変な対応が育ちにくい。
その為、様々な刺激が飛び交う園児のいる環境で、本人の能力に合わせた声掛けや介助を行う事で、不器用さやコミュニケーション能力の育ちへのスピードを後押しれくれる事に気がつきました。
児童発達支援では、その他にも様々な学びがありこども達の成長する姿も見れました。
しかし、こどもが成長する一方で、保護者の悩みやが変わらないものがあると教えてもらいました。
それは・・・・支援先では、出来る事が増えていても自宅ではうまく出来ないこと。
就学後には支援が切れてしまい、その後の不安が続くこと。
別の事業所に移ると療育が続きからではなく、1からになってしまい説明するのが大変なことでした。
こどもの成長だけではなく、保護者の悩みも一緒に解決できる方法がないかと考えました。
この様な保護者の悩みとこれまでの経験から、支援が切れた方・こどものちょっと気になるを解決したい方達が必要な時に支援が受けられる様に、現在は世田谷区・調布市・狛江市・三鷹市・武蔵野市を中心に自宅や公園での個別指導やオンライン指導を行なっております。
年齢対象はなく、これまでに未就学児から中学生までの方がご利用して頂いています。
小学校と学童の間に立ち、第三者の専門家の目線でこどもの関わりや成長へのアドバイスを行い、本人や保護者にとって過ごしやすい環境を作りました。
また、お箸の練習方法やトイレトレーニングでの声の掛け方を実際に見てもらい、生活の中で真似しやすい内容で提案し、継続して取り組んで頂いております。
その他にも、地域の子育て広場での講座やダウン症の親の会等でも登壇する機会を頂いております。
この様に、いつでも必要な時に地域の中で専門士と繋がる・支援が受けられる・相談が出来る環境が大切だと思っています。
「療育先の先生とじっくり話しをする時間がない!」
「自宅で取り組める方法を知りたい!」
「保育園や学校と連携をとって欲しい!」
という方、オンライン面談や公式LINEでの相談も受け付けております。
地域で気軽に相談できる専門士にいつでもご連絡ください。